バナーの写真でクリック率が変わるのか!?
登録日:2013-02-17
まず、これを見ているあなたは!
$bn354-
さっそくで驚いた方もいらっしゃると思いますが、このページはどういう経路で辿り着いたか、というデータを取得しています。
もちろん、個人情報などは取っていませんし、取れませんのでご安心ください。
さて、それでは解説していきましょう。
このページの仕掛け
まず、このページに辿り着くには3つの流れが考えられます。
1.トップページのバナーをクリックして到着
2.トップページやラボのページなど、当サイト内のリンクから到着
3.Facebookなど他のサイトから直接このページがリンクされて到着
です。
そこで、1の「バナーをクリックして到着」に以下のような仕掛けをしました。
と
がトップページが表示される毎に入れ替わります。
わかりやすく言うと、「巨乳バナー」と「ビジネスマンバナー」です(笑)。
画像以外は大して目立たないような作りになっています。
そして、3を除いた「どの経路が一番クリックされるのか」、というのを集計しています。
また、できるだけ正確なデータにしたいので、ネタばらししてしまった人は次回からこのページを開いてもカウントされにくいようになっています。
試しに、トップページに戻ってさっきとことなるリンクやバナーから再表示すると、最初のメッセージが変わります。
さて、これまでの集計を見てみましょう。
現在までのクリック率です
- 巨乳バナー:
ビジネスマンバナー:
記事一覧など通常リンク:
統計学でいう「カイ二乗検定」などで、データの誤差修正などは行っていませんので、あくまで「たまたま」のデータです。
来週くらいに見にきたらまた、結果が変わってるかもしれません。
(2013年2月17日から現在までの集計です)
これは、なんの実験だ!?
結構マジメでくだらない実験です。
よく、WEBマーケティングでは「バナーの画像に女性を使うとクリック率が上がる」といわれています。
その中でもさらに怪しいバナーには「巨乳」が採用されてることが多いわけです。
笑っちゃう話ですが、結構ホントの話で、パソコンでFacebookなんかを見ていると、右側の広告に商材と関係ないのに水着のおねえさんのバナーが出てきたりします。(釣られないようにしてください。)
つまり、画像によってクリック率が変わるかという実験になっています。
よく「・・・といわれています」っていうコピーがありますが、たまには実験しないと説得力がないでしょ。
最終的に巨乳クリックが多くなれば、上記の定説が確証できるというものです。
※ちなみにバナー画像は素材集から購入したものですが、巨乳の画像って少ないんですね。
きわどい広告が目立つインターネットの世界
こういうバナーは昔からありますが、先述のように最近はFacebookの広告までも登場してきまして、非常に危ないなぁと感じております。
(2013年2月現在、Facebookは広告の審査が相当ゆるく、いわゆる詐欺サイトの広告もへっちゃらで出ているようです)
ほかにも、アマゾンですらコピー品のモンクレールが売られているそうですし、巨乳バナーにしかり、何を信じたらいいんだ?という状況になってると思うわけです。
テレビや出版物と違って、インターネット上の広告は誰でも出稿できるため、「クリックさせる」ためなら手段を選ばないような結構えげつないモノも多く、よほどの規制がかからない限り改善されることはないでしょう。
しかも、そういう広告に釣られてアクセスするのは「自分の意思によるもの」が前提のネット社会ですので、あとから「そんなの知らなかった」や「私はよくわからん」といった主張は通りにくいのが現実です。
そうなると、自分自身が地雷を踏まないよう心がける必要があるわけで、 今回「巨乳」に引っかかってしまった方は騙されやすいタイプかもしれませんので、「バナー美人局」にとくにご注意ください!
【すみません、ちょっとだけ告知です】
不定期ですが、以下のFacebookページから一般向けにスマートフォンやSNSの安全な使い方にまつわるお話を投稿していますので、よかったらチェックしてください。
ソーシャルメディアリスク研究所FBページ
https://www.facebook.com/Mediarisk
文末に(敬)とあるのがボクです。
もちろん、弊社のFacebookページもあるんですが、
https://www.facebook.com/cottonwool.page
こちらは、ホームページの制作で役立つお話を投稿していますが、まだ記事が少ないです。
この記事はお役に立ちましたか?
役に立たなかった | 役にたった | |