SNSで個人情報が漏れないように ~設定編~
登録日:2014-03-13
SNSでいろいろバレバレ?

SNSは設定次第で個人情報がマジでバレバレになります。
「あ~、またそのネタか!」と言わずに、まだまだ知らない人も沢山いらっしゃいますので、しっかり読んで、覚えて、そして、みんなにもお伝えください。
まずは目次 (だんだん怖くなる順番)
1.写真から自宅がバレないように!
→ スマホで撮った写真にGPS情報が書かれている?
→ その位置情報を消してくれるサイトと消さないサイト
2.メッセージやトークで自宅がバレる?
→ Facebookのメッセージには位置情報が勝手に載る
→ メッセージ、トーク(LINE)に発した情報は自分では消せない
3.携帯番号で個人が特定される?
→ Facebookは電話番号で個人を検索できる
→ Facebookのプロフィール設定だけではぜんぜんダメ!
→ 共有設定を見直すべし!
尚、この記事はソーシャルメディアリスク研究所のFBページに投稿したものです。
1.写真から自宅がバレないように!
このネタはご存知の方も多いと思いますが、まだまだ知らない方や、知っていても「うっかり」やってしまう方もいらっしゃいますので、今一度見直したい設定です。
スマートフォンではご存知の通りGPSやWiFiの電波を利用して、自分の位置情報を取得できますね。
位置情報をオンにして写真を撮った場合、緯度・経度の情報が写真に記録されるわけですが、コレ、そのままでは目に見えません。メタデータ(Exif情報)と言われるファイルの内部に書かれる情報なのです。
なので、撮った本人も写真に場所の情報が入っていることに気づいていない場合が多いわけですね。
「でも目に見えないから大丈夫っしょ!」
んなワケありません。
最近ではGoogleChromeなどのブラウザにちょっとした無料のプラグインを設定することで、普通にブラウザ上から場所が分かってしまいます。
「え~!以前Facebookに投稿した画像とかヤバイかも?」
いえいえ、それは大丈夫です。
多くのSNSはそういうミスを防止するために、画像アップロード時に位置情報を消してくれます。
「ホッ、なら大丈夫じゃん!」と思われた方
いえいえ、そ・れ・が・危ないんです!
サイト側で位置情報を消してくれるのが当然と思いきや、それは「多くのSNS」というだけで「すべて」ではないんです。これがうっかりミスを誘発する原因になります。
では、実際に今日現在(2014/03/13)で私が調べたサイトをご紹介します。
■写真の位置情報を消してくれるSNSまたはサイト
・LINE
・mixi
・アメブロ
・ライブドアブログ
まぁ、安全ということで。
■写真の位置情報が付いたままアップされるSNSまたはサイト
・はてなフォトライフ (設定で「位置情報を公開しない」としても写真には情報が残る)
・テキストリーム
・Google+ (画像の位置情報は消すが、別に保存している。デフォルトは位置情報非表示)
・エキサイトブログ
ということで、注意が必要ですね。
対策:スマホの設定で回避します
iPhoneなら「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」→「カメラ」をオフにすることで写真に位置情報が載らなくなります。
Androidの方は機種により若干画面がことなりますが、おおむね「設定」→「位置情報」よりオフにするか、カメラアプリの「設定」で「位置情報」または「Geo-tag」の記録をオフにします。
知っていても「うっかり」やってしまうことですので、十分にお気をつけください!
2.メッセージやトークで自宅がバレる?
位置情報を利用するのは写真だけではありません。
多くのSNSでは、投稿やメッセージ、トークなどでも位置情報を付加することができますね。
もちろん、投稿ごとに「自分の意思」で位置情報をつけるのは問題ないのです。
しかし、そんなつもりではないのに勝手に位置情報が流れてしまったり、間違えて位置情報を流してしまったのを後から消せなくなったりすることがあります。
Facebookのメッセージ
スマホのFacebookアプリで位置情報がオンになっていると、メッセージを送る際に位置情報がデフォルトでくっついてしまいます。
(コメント入力欄に解除する矢印のようなアイコンが出ますが、これがなかなか気づかない 画像右→)
そして、位置情報のついたメッセージをPCで見ると、時間の横に地図のマーカーアイコンが出ているものがあり、クリックするとメッセージを入力した場所が表示されてしまいます。
スマホのアプリの場合は、メッセージ自体をタップすると、位置情報があるメッセージは別画面で地図が表示されます。
しかもPCの場合、ご丁寧に「道順を見る」というボタンもあって、クリックすると・・・・怖いです!
コレが気が付きにくいのは「Facebookの設定」ではなく、「Facebookアプリの設定」だからなんです。
つまり、これを解除するにはカメラの時のように、スマホの「設定」で位置情報をオフにしないといけないわけです。
そして、もっと怖いのが、このメッセージ、一度送ると自分では消せないんです。
「いやいや、メッセージを削除するってのがあるよ!」というご意見もありますが、
コレ、自分だけが削除されて、受け取った相手には残るんです。
メッセージのやりとりは結構夜自宅で行うこともありますよね、ミスったら最後なので、十分に注意してくださいよ~。
パソコンからは上記のような場所が表示されなくなったようです。
しれ~っと仕様変更するので、こういうネタは大変だ。
但し、スマホのメッセンジャーはまだ見れましたので、まだまだ注意が必要です。
LINEのトーク
LINEのトークは自分の意思で位置情報を載せない限り、勝手に載る事はありません。
しかし、Facebookのメッセージ同様、自分では消せません。
(消しても自分だけが消える)
(追記:トーク履歴自体は2週間でサーバーから消えるようですが、アプリ内の記録はある程度残るようです)
ということで、これもミスったら最後ですのでご注意ください。
まぁ、Facebookに比べれば全然大丈夫ですが・・・
3.携帯番号で個人が特定される?
こちらに関しては仕様変更で、
にしても、以下のプライバシー設定はアプリ上で存在するので、念のため目を通しておいたほうがいいかもです。
今日たまたま確認したら、また携帯の番号で検索できるようになってました。
もう、ウンザリです。
ようやく対応するようです
「全利用者21億人に悪用リスク フェイスブック情報流出」
”個人情報流出問題に揺れる、アメリカのフェイスブックは4日、電話番号やメールアドレスで特定の利用者を検索できる機能を廃止すると発表した。”引用:Yahoo!ニュース
さて今回のラスト、またも、Facebookの話です。
Facebookで本人確認のために電話番号を求められたことはありませんか?
そうです、Facebookではプロフィールに携帯電話番号を登録している人は多いはずですね。
「知ってるよ!だからプロフィールで公開範囲を自分のみにしてるもん!」
そうです!そうです!まず、それは重要な設定ですので今一度チェックしてください。
で、ここからが本題。
Facebookの検索窓で電話番号から個人を検索できるって知ってます?
これは、半々で知らない方もいるんじゃないでしょうか。そうです、電話番号で検索できるんです。
「ふ~ん・・・でもプロフィールで携帯番号公開にしてないし・・」
いやいやいや!違うんです!
コレ、プロフィールの公開範囲とは別の項目で設定しないと、検索はできてしまうんです。
ズバリ!「電話番号を使って私を検索できる人」の範囲がそれに当たります。
スマホでアプリをお使いの方は
Facebookの「設定」→「プライバシー」の「私を検索できるユーザー」を見てください。
「電話番号を使って私を検索できる人」がありますね。
PCの場合
画面右上のギヤみたいなマーク(設定)→「共有設定」→「私を検索できるユーザー」の「電話番号を使って私を検索できる人」で出てくるはずです。
そして、そこが「すべてのユーザー」になってませんか?
もしそうなっていたら範囲を「友達」くらいに設定してくださいね。
(ここは「自分のみ」という設定がないし、PCとスマホで項目名が若干異なる)

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